パナソニック・山沢 80メートル独走でトライ導く 指揮官はダン・カーター級評価

 「ラグビー・トップリーグ、東芝24-31パナソニック」(15日、秩父宮ラグビー場)

 パナソニックの開幕3連勝は、マン・オブ・ザ・マッチに選出された23歳のSO山沢拓也が導いた。

 ビッグプレーは7点を追う前半34分だった。自陣ゴールライン付近でターンオーバーしたボールが、SH内田を経由してインゴールにいた山沢に渡る。山沢は相手を振り切りながらそのまま約80メートルを力走。最後は右前方へのキックパスで走り込んだWTB山田に渡し、トライにつなげた。山沢はゴールも決めて同点とした。

 「こういうプレーが続けられたら自信がつく。最後はアキさん(山田)がいるのは分かっていた。任せたという感じで、うまくいきました」と振り返った。

 ロビー・ディーンズ監督は「秩父宮では今週末、2人のWクラスの、レベルの高いSOがプレーしたと思う。1人が山沢。もう1人がダン・カーター。間違いなく才能を与えられた、他の選手ができないことができるプレーヤーだと思う」と世界的スーパースターの名を挙げて評価していた。

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