セリーナ、ペナルティー連発で自滅…「謝りなさいよ!」「盗っ人」主審に言いたい放題

女子シングルス決勝 大坂なおみと対戦し、ポイントを奪われたセリーナ・ウィリアムズ=ニューヨーク(AP=共同)
3枚

 「テニス・全米オープン」(8日、ニューヨーク)

 女子シングルス決勝が8日(日本時間9日早朝)、米国ニューヨークのアーサー・アッシュ・スタジアムで開催され、世界ランキング19位の大坂なおみ(20)=日清食品=が、6-2、6-4のストレートで同26位のセリーナ・ウィリアムズ(36)=米国=に勝利し、日本選手初のグランドスラム制覇を達成した。

 米スポーツ専門局、ESPN(電子版)は「BREAKING NEWS(ニュース速報)」として大坂の優勝をトップニュースとして報じたが、大きく扱ったのは敗れたセリーナの方。犯した一連のペナルティーについて詳報した。

 およそ3分間の動画ではセリーナがラモス主審に猛抗議する生々しい様子を伝えた。ブレークバックを許した第2セット第5ゲームで、フラストレーションからラケットを地面に叩きつけ、破壊したセリーナ。この行為に対し、この日2度目の警告を受けたセリーナは、客席からのコーチングの疑いで受けた最初の警告への不満を口にしながら主審に向かって「私は人生で一度たりとも不正を働いたことなんかない。あなたは私に謝罪する義務がある」と詰め寄り、自身の要求に応じないとみるや、「謝りなさいよ。悪かった、って言いなさいよ!」と鬼の形相。2度目の警告により第6ゲームで1ポイントを失うと、「あなたは私からポイントを奪った。盗っ人でもあるわね」と言いたい放題だった。

 さらに、3度目のペナルティーで第8ゲームを戦わずして失ったことを知ると、あきれたように笑いながら「冗談でしょ?」。しばらくして現実を受け止めたのか、今度は涙を浮かべて「こんなのフェアじゃない。不公平すぎる」と何度も繰り返し、プレースタイルそのままにコートサイドでも感情をあらわにした。四大大会通算23勝の元世界女王は最後まで冷静さを取り戻すことなく、16歳下の大坂にストレートで敗れた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス