日本ボクシング連盟、“山根派”一掃で新体制発足 内田新会長「選手にいい環境を」

 助成金流用や山根明前会長の反社会的勢力との交遊などが問題となった日本ボクシング連盟は8日、都内で臨時総会と理事会を開催し、新体制が発足した。新会長に宮崎県連盟会長の内田貞信氏(45)、副会長に同連の菊池浩吉氏、新潟県連の鶴木良夫氏、千葉県連の坂巻義男氏の3人、専務理事には新潟県連の仁多見史隆氏が入り、山根氏を告発した「日本ボクシングを再興する会」が執行部を占めた。旧体制の理事は新理事26人に一人も入らなかった。

 内田氏は「とにかく選手にいい環境を与えたい」と所信表明。これまでの一般社団法人から「来春をメドに公益法人化を目指す」と宣言した。

 まずは山根氏の“独裁政権”から一転、47都道府県連盟とホットラインをつなぐ。菊池副会長は「財務状況や決議事項をすべて各連盟からアクセスして見ることができるようにする」と、予算を組んで独自の新システムを開発していることを明かした。山根氏の一存で決まってきた旧体制を反面教師に、透明性を追求していく。

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