池江 アジア大会MVP復活に「ニヤケが止まらなかった」

 ジャカルタ・アジア大会のMVPに選ばれ、笑顔でトロフィーを掲げる競泳の池江璃花子。日本選手の1大会最多となる6冠を達成した=2日、ジャカルタ(共同)
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 「アジア大会」(2日、ジャカルタ)

 閉会式を前に大会最優秀選手賞(MVP)発表会見が行われ、競泳の池江璃花子(18)=ルネサンス=が選ばれた。アジア・オリンピック評議会(OCA)が発表した。

 98年バンコク大会から制定され、6大会目にして初の女性の受賞者となった。池江は競技後に日本へ帰国していたが、受賞のために再度ジャカルタを訪れ、会見に出席。トロフィーや賞金賞金5万ドル(約555万円)などを受け取った。

 「最終的には自分の目標を達成できて、ホッとしたというか、良かったなって心の底から思った」と池江。今大会はスポンサー企業がなかったため、大会期間中にMVPが“消滅”したとされていたが、一転。再制定のニュースを知ったのは、オフを満喫するべく「ディズニーランドに向かっている途中」だったという。「(三木)コーチから連絡が来て、すごいビックリして、電車の中でニヤケが止まらなかった」と笑顔で語った。

 「でもよく考えたら自分じゃないかも知れないんだって思って、ソワソワしました。(受賞をきちんと知ったのは)さっきです」。安心したような、穏やかな表情で喜びに浸った。

 前回大会受賞者の萩野公介(ブリヂストン)は、2年後のリオ五輪で金メダルを獲得している。「最終的には自分の努力次第」とし「アジア大会でMVPを取れたことは事実ですけど、世界大会でメダルは取れていない。そこは来年、再来年とチャンスがあるので頑張りたい」と力強く語った。

 池江は100メートルバタフライなど6種目で金メダルを獲得。西側よしみ(1970年、74年大会)の5個を更新する日本勢最多金メダリストとなった。また、出場8種目全てでメダルを手にした。日本勢はこれまで陸上の伊東浩司、競泳の北島康介と萩野公介が受賞。日本からは2大会連続4人目の受賞となった。

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