居合道の昇段で現金授受 剣道連盟、慣例化認める

 全日本剣道連盟は17日、居合道の段位、称号審査で、受験者が合格目的で審査員らに現金を渡す不正行為が慣例化していたと明らかにした。既に関係者は処分された。連盟の中谷行道常任理事は「大変な問題。あってはならないことが起きた」と述べ、審査員の氏名を当日まで徹底的に秘匿するなどの再発防止策を講じたと説明した。

 審査員から現金を支払うよう要求されたとする受験者の男性が、内閣府公益認定等委員会に告発状を提出していたことも同日、明らかになった。

 関係者によると、男性は告発状で、2012年に八段の審査を受けた際、複数の審査員に計650万円を渡すよう求められたと訴えた。

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