日大・宮川選手アメフット部復帰したい 部員に意向伝える「許されるのであれば」

 日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、関西学院大との定期戦で反則をした宮川泰介選手(20)がアメフット部復帰の意向を示していることが16日、分かった。関係者によると、日大3年の同選手はこの日、部員に対して反則行為で迷惑を掛けたことを謝罪し、許されるのであればチームに復帰したいとの希望を伝えた。

 内田正人前監督らの指示に従ったと説明した5月の記者会見の時は競技から退く意思を示していた。再建を目指すチームの力になりたいとの宮川選手の気持ちを聞いた部員からは「戻ってきてほしい」との声が上がったという。

 宮川選手はチームと同様に関東学生連盟から2018年度シーズン終了まで公式試合の出場資格停止処分を受けている。関東学連に謝罪文を送るなどの手続きをし、承諾を得られれば練習の参加が可能となる見通し。

 一連の問題で、関東学連は反則を指示したとして内田前監督と井上奨前コーチを永久追放に相当する除名処分(2人は異議申し立て)とし、日大は大学職員の両氏を懲戒解雇処分とした。アメフット部の新監督には9月1日付で立命館大OBの橋詰功氏が就任する。

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