日本 女子800mリレー日本新もメダルならず オーストラリアが米破り優勝

 女子4×200mフリーリレー決勝、4位に終わり苦笑いする池江璃花子=東京辰巳国際水泳場(撮影・堀内翔)
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 「競泳・パンパシフィック選手権」(10日、東京辰巳国際水泳場)

 女子800メートルリレー決勝が行われ、日本(五十嵐千尋、池江璃花子、白井璃緒、大橋悠依)は7分48秒96の日本新記録をマークしたものの、出場4チーム中の4位となった。優勝はオーストラリア。以後、米国、カナダの順だった。

 4チームながら、リオ五輪金の米国、銀のオーストラリア、銅のカナダと強豪国がそろい、日本の現在地を試す格好のレースとなった。

 第1泳者からオーストラリアが飛び出し、日本はどれだけ上位争いに食い込めるか、という展開になった。第1泳者の五十嵐が2位で粘り、第2泳者の池江も2番手でリレー。第3泳者の白井は、オーストラリア以外の3チームとほぼ横一線でつないだ。

 アンカーは米国のレデッキーが猛烈な追い上げを見せたがオーストラリアには届かず。日本の大橋も力泳したものの、4位でゴールした。

 場内インタビューで五十嵐は「最低(限の目標にしていた)日本記録を更新できたのと、皆さんの応援が力になりました」。池江は「メダルを取ることができなかったので悔しいです」とコメントした。白井は「私が足を引っ張る存在なので、私で抜かれてしまって、ちょっと悔しい気持ちがあるんですけど、3人のおかげで日本新を出すことができてうれしく思います」と悔しさものぞかせた。

 大橋は「3人がすごいいい形でつないでくれたので、何としてもメダルをと思ったので力が及ばなくて悔しいです」と振り返った。

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