日大アメフット部4年生、留年すれば来年プレー可能も…難しい選択

 関東学生アメリカンフットボール連盟が31日、都内で臨時理事会を開き、悪質タックル問題で19年3月までの公式試合の出場資格を停止されている日本大学について、処分を解除しなかった。

 1部リーグ上位の「トップ8」という最上位リーグに所属する日大は秋のリーグ戦に出場できなくなり、7戦全戦が不戦敗に。来季は1部リーグ下位の「ビッグ8」に降格することになった。制度の上では4年生は自ら留年を選択すれば来年、プレーすることは可能となるが、進路や学費などの諸条件を考えると、その選択は容易にとれるものではない。

 関東学連の規定では、登録したシーズンで通算4年間、公式戦でプレーすることができる。たとえば、海外留学した場合や、家庭の事情で1年ないし半年休学した場合などが考えられる。

 この考えはそのまま、今回の日大のケースにも当てはまるため、今季が最後のシーズンとなるはずだった4年生は、今季の登録をリーグ戦が始まるまでに解除すれば、自ら留年を選べば制度の上では来年のプレーは可能となる。ただ、すでに進路が決まっているケースも考えられ、あらゆる要素を勘案すれば安易に勧められる手段ではない。また、逆に今年入学した1年生も来年以降4シーズンのプレーが可能となる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス