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レスリング須崎優衣、残り15秒から逆転で世界切符「私の強さはここからだと」

プレーオフで入江に逆転勝ちし、2年連続で世界選手権代表を決めた須崎優衣
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 「レスリング・世界選手権代表決定プレーオフ」(7日、和光市総合体育館)

 女子50キロ級は、17年世界選手権金メダリストの須崎優衣(19)=早大=が、全日本女王の入江ゆき(25)=自衛隊=に6-4で勝利し、2年連続で代表切符を手にした。

 須崎は絶体絶命のピンチに陥った。第1ピリオドに0-4とリードを許し、第2ピリオドも残り30秒を切ったところで3-4と劣勢。そんな窮地でも、19歳になったばかりの若き世界女王のハートは凡人とは違った。

 「私の強さはここからだと思っていた。練習でも残り30秒で4点差で負けているシチュエーションもやっていた。焦りはなかった」

 自身の特長を客観的にみつめ、しっかりと逆転勝利のイメージを描いていた須崎は、残り15秒を切ったところで繰り出したタックルで片足を取り、執念でテイクダウンに成功。5-4と逆転したところで試合終了のブザーが鳴り(試合後に相手のチャレンジが失敗に終わり1点加点)、しゃがんだまま両腕を天に突き上げた。

 須崎にとって入江は、15年全日本選手権でジュニア時代から続いていた連勝を「83」で止められ、昨年の全日本選手権でも自身3年ぶりの黒星を喫した“天敵”だった。「見習うところもあるけど、東京五輪に向けては絶対に勝たないといけない相手」と敬意とライバル心を同居させながら、入江対策として組み手で崩してからタックルに入る練習を重ねてきた。

 6月の全日本選抜選手権決勝で入江と再戦し、今度は須崎がフォール勝ちで雪辱に成功。さらに持ち込んだプレーオフで、因縁の相手に2連勝して成長を示した。

 リオデジャネイロ五輪金メダリストの登坂絵莉(24)=東新住建=も含めた“世界一のトライアングル”が続く階級だが、東京五輪に出場できるのは1人だけ。「世界選手権で連覇して東京五輪につなげたかったので、何としても出たかった。自分でつかみ取ったチャンスなので生かしたい」(須崎)。世界で真価を見せつけ、2年後に向けてライバルをリードする。

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