2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は3日、入場券の販売戦略に関する有識者会議を開き、子どもや高齢者が気軽に観戦できるよう、開催年にちなんだ2020円の低価格チケットを用意する方針をまとめた。障害者も対象で、家族や友人同士などグループ単位での販売となる。購入できる年齢や人数などの詳細は今後決める。
富裕層向けに飲食サービスが付いた高額入場券などの「企画チケット」の一つで、各競技の予選や開閉会式で設定する。組織委によると、12年ロンドン五輪で20・12ポンド(約2900円)の入場券が設けられた例がある。