レスリング協会に一定評価 パワハラ再発防止策などで内閣府
レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨選手(ALSOK)らが日本協会前強化本部長の栄和人氏から受けたパワーハラスメント問題で、内閣府の公益認定等委員会は19日、日本協会が5月31日に提出した再発防止策などの報告書を公表し「改善のための取り組みを進める方向が示されている」と一定の評価を示した。
15日に開かれた公益認定等委員会で日本協会の報告書について議論し、現時点で再発防止に向けた具体的手段を含む倫理規定などの改定や代表選考基準の明文化、外部有識者の役員登用を増やすなどの方向性が示されたと判断した。「具体化は今後の作業。引き続き協会の対応を注視する」とした。