大坂、ストレート勝ち 自己最高に並ぶ3回戦へ

 「テニス・全仏オープン」(30日、パリ)

 女子シングルス2回戦で世界ランク20位の第21シード、大坂なおみ(20)=日清食品=は世界51位のザリナ・ディアス(カザフスタン)を6-4、7-5で下し、3回戦に進出した。1回戦で第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は逆転勝ちした。

 大坂はシード選手にふさわしい戦いぶりだった。第1、第2セットともに1ゲームをリードして迎えた終盤に相手のサービスゲームを破ってのストレート勝ち。自己最高に並ぶ3回戦進出を決めると、拳を握って控えめに喜んだ。

 「すごく緊張していた」という1回戦と違い、プレーに硬さは感じられなかった。今季途中から「そんな強くたたく必要はない」と確率を重視するサーブは、それでも最速190キロと威力を発揮。ウイナー(決定打)は初対戦のディアスの倍近い34本を奪うなどストロークでも優位に立った。

 今季のツアー大会初優勝が「より自信をくれた」と語る日本の第一人者は「すごくいいプレーをしたい」と意気込む。目指す場所は、まだ先にある。

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