タックル問題、改善なければ日大と対戦拒否 緊急監督会で一致

 関東学生アメリカンフットボール1部リーグの緊急監督会が24日、都内で行われた。関学大との定期戦での悪質タックル問題を受けて、各大学は日大の指導環境に改善がなければ今秋のシーズンで対戦を拒否することで一致した。

 議長の大山茂氏は、日大のアメフット部員を守りたいという前提のもと、「今回(問題の経緯が)不鮮明なので、関東学生連盟に対して規律委、第三者委に原因を確認してもらい、日大にも体制を改善してもらいたい。一刻も早くやってもらわないと現状では秋も試合できない」と説明。日大は春季オープン戦の全試合中止が既に決まっているが、9月開幕の公式戦からの“締め出し”も辞さない構えを示した。

 日大に対しての処分案としては、指導陣の一掃や除名などの意見も出たという。ただ、現在は関東学連が調査中とあって具体的には決まらなかった。大山議長は「スピーディーに(日大の)学生のこと考えてやってもらいたい」と話し、連盟の対応について「スピード感がないなとは思っている。第三者委設置の要望は出しているので、早急にしてほしい」と、テンポアップを求めた。

 関東学生1部リーグ所属の16大学は、指導者代表が集まる監督会を今年2月から毎月行っている。17日の監督会では、今回の問題に対して、第三者委員会による調査を関東学連に要望することを決定。21日には、フェアプレー精神などを再確認する「共同宣言」を発表した。

 関東学連は規律委員会で行った調査報告を基に、今月中にも臨時理事会を開催して、日大への処分を決定する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス