日大・内田監督【一問一答】反則選手の資格「早く回復してもらいたい」
アメリカンフットボールの定期戦で日大選手の悪質な反則行為によって関学大選手が負傷した問題で、日大の内田正人監督が19日、関学大の当該選手や保護者に謝罪した後に帰京し、羽田空港着で取材に応じた。一問一答は次の通り。
「本日、関学大の皆さんに直接おわびのあいさつをした。今回の一連の問題に対して、全ての責任は内田にあると思っている。そして、その責任に対して、日大アメフット部の監督を辞任したいと思っている。この件に関しての弁明はしない。すべて私の問題。誠に申し訳ありません」
-関学大選手にはどんな話をしたのか。
「出席したメンバーや、話の内容を私から話すことは控えさせていただきたい」
-監督から反則の指示はあったのか。
「それも含めて、文書の行き来で(関学大と)お互いやっている。文書でこちらから誠意を持って答えたい。もうひとつは(関東学生)連盟の(規律)委員会にちゃんとした説明をする予定」
-その回答はいつ出すのか。
「調査にもう少し時間を頂いて、24日までに出す」
-文書ではなく自身の言葉で答えないのか。
「関学大からもきちんと文書で回答してほしいという意見書がきているので、それに対して文書で答える」
-なぜこんなに時間がかかるのか。
「我々は150人の青年を預かっている。個々人の考えもあるので、そこら辺もちゃんとしないと、僕が辞めてもこれからの部の存続が難しくなる。これから部をどういう方向に導くかを含めて考えている」
-指示があったかどうかは答えられるのでは。
「それはここでは控えさせていただく」
-現役選手からも指示があったという話も出ている。
「正直言って、いろいろな憶測やSNSの拡散(に対して)、私どもも対応しきれない。僕としても心外というのが正直な気持ちです」
-監督は辞めて、大学の常務理事の役職を辞する考えはあるか。
「それは違う問題」
-タックルをした選手については。
「非常に落ち込んでいる。気の毒な状態。僕は本人が早く(対外試合出場の)資格を回復してもらいたい。連盟の判断だが」
-その選手のためにも監督の指示があったか答えるべきでは。
「我々の中では、本人に直接ちゃんと言うつもり。調査があるので(ここでは答えない)」