日大悪質タックル「あり得ないプレー」日本協会会長が陳謝、日大は関学大の抗議文に返答

 アメリカンフットボールの日大と関学大の定期戦で、日大選手が悪質な反則行為をした問題で、関学大アメフット部は15日、送付していた抗議文に対する返答を日大アメフット部から受け取ったと明らかにした。午後8時過ぎに日大のコーチが持参したという。

 試合は6日に都内で行われ、日大の守備選手がパスを投げ終えて無防備な状態だった関学大QBに、背後から激しくタックルするなどした。関学大は日大に見解と謝罪などを求める抗議文を16日を回答期限として送付していた。17日に記者会見を開き、返答内容と対応を説明する。

 明らかに不必要なタックル。あるOBによると日大の内田正人監督は試合前、相手QBを負傷させる趣旨の命令を当該選手にしていたという。事情を知る関係者は、反則を犯した選手が家庭の事情で約1週間、練習を休んでいたと明かす。日大は厳しい指導で知られ、チーム内の競争も激しい。当該選手が「精神的に追い込まれていた」ことも一因と指摘した。

 日本協会の国吉誠会長らがこの日、スポーツ庁を訪問し、問題の経緯などを報告。会合終了後、取材に応じた国吉会長は「あり得ないプレーだと思う。誠に残念で心よりおわびする」と陳謝した。また日本オリンピック委員会(JOC)の平岡英介専務理事は、「ルールを無視した傷害事件のようなもの」と厳しく非難した。

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