貴親方「焦らない方がいい」 夏場所休場の稀勢の里に“記録保持者”の助言

 「大相撲夏場所」(13日初日、両国国技館)

 横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=が11日、日本相撲協会に休場を届け出た。「左大胸筋痛で約1カ月激しい運動を制限する」との診断書を提出。2場所連続3度目の全休となる見込みで8度目の休場。進退は名古屋場所(7月8日初日、愛知県体育館)に持ち越された。

 貴乃花親方(45)=元横綱=が自身と並ぶ7場所連続休場となった横綱稀勢の里に対し、「十分に万全に戻した方がいい。焦らない方がいい」とアドバイスを送った。

 同親方は現役時代、右膝に重傷を負い、2001年名古屋場所~02年名古屋場所まで7場所連続全休を経験。休場明けの場所では12勝を挙げたが、その2場所後に引退した。

 相撲勘、心身の維持は大変なのはよく分かる。「年齢もあるでしょうから、出るからには万全にして。あとは本人しか分からない。体を動かすしかないです」と思いやった。

 横綱の責任感に関しても「そこは難しいところ。本人にしか分からない」と話した。

 年明けまで理事だった同親方は協会と対立するなどして先場所後に処分され階級最下位の年寄に降格。今場所から審判部所属となりこの日、取組編成会議に出席した。

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