バド福島&広田組、移籍でリーグ出場制限規定なし

 バドミントンの国内トップリーグであるS/Jリーグは11日、都内で運営委員会を開催し、女子ダブルス世界ランク3位の福島由紀(25)、広田彩花(23)組の再春館製薬所から岐阜トリッキーパンダースへの移籍を確認した。取材に応じた日本協会の銭谷欽治専務理事は「ここで決定するわけではないが、(所属を)文書で一応確認した」と話した。

 各チームが加盟している日本実業団連盟の規約では、前所属が移籍を認めない場合、2年間試合に出場できない。ただ、同連盟が主催する大会は団体戦の全日本実業団選手権(6月、山口)のみで、S/Jリーグの出場可否について銭谷専務理事は「実業団連盟の判断が出てから話し合うが、S/Jリーグには移籍を制限する規約はない」と説明。現状では福島、広田組の出場に支障がないことを示唆した。

 移籍問題が明るみに出た4月、前所属の再春館製薬所は文書で「一部報道の『再春館製薬所が移籍を認めない方針』という内容の記事について、そのような発表はしておりません」としている。

 また、日本協会主催の個人戦である全日本社会人選手権や、日本代表選考に大きく影響する全日本総合選手権への出場には支障がない。

 岐阜トリッキーパンダースに在籍する、今井彰宏氏の再春館製薬所監督時代の金銭的不正問題に関しては、熊本県協会が近く本人にヒアリングを行う見込みだ。依然、移籍の理由になった恩師にどのような処分が下るかは不透明だが、2020年東京五輪に向けて、フクヒロの選手活動には大きな影響はなさそうだ。

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