多田修平が国内初レース 向かい風で10秒42「まだ60~70%」

今季国内初レースに臨んだ多田修平(左)
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 「陸上・第7回奈良市記録会」(29日、ならでんフィールド)

 昨季世界選手権代表で400メートルリレー銅メダルメンバーの多田修平(21)=関学大=が、今季国内初レースに臨んだ。100メートルに出場し、10秒42(向かい風2・4メートル)だった。

 レース後は「向かい風だったのでなんとも言えない。タイムは意識していなかったけど、(10秒)2台は出したかったので」と複雑な表情。「体が重くて、まだ60から70パーセントのできばえ」としながらも「スタートが練習ではしっくりきていなかったけど、試合ではよかった。後半は向かい風に押された感じだったけど、もう少しスムーズに加速できたら」と前向きに話した。

 記録会に参加した中高生や多くの観客から「かっこいい!」などの声援を浴び、レース後の囲み取材の場には、約100人が詰めかけた。スタート前には「多田修平選手が走ります」というアナウンスもあり、序盤の加速に「おー」という歓声も上がった。「ビックリしています」と目を丸くした多田だが「応援は力になるので、走りにつなげられるように」と感謝した。

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