プロフィギュアスケーターの安藤美姫が２４日、フィギュアスケート世界選手権で２年連続２位に入った宇野昌磨（２０）＝トヨタ自動車＝を「痛かったよね…泣くよね…やり遂げたあなたは本当に強い」とたたえた。

　イタリア・ミラノで行われた男子フリー。大会前に右足甲を痛めていた宇野はジャンプで精彩を欠き、転倒するなど苦しみながら演技を終え、リンク上で涙を流した。

　安藤は「宇野選手…しょうま！！！本当にありがとう！このオリンピックシーズン大会フル出場で最後この状況で攻めの演技！」と、体調が万全でない状況でも果敢に戦う姿勢をみせた宇野をたたえた。

　宇野は演技後のインタビューで右足負傷の影響を否定したが、安藤は「本当に痛かったよね…泣くよね…やり遂げたあなたは本当に強い。ありがとう。今はケアをして休んで！！！」と強靱な精神への敬意を興奮気味につぶやいた。

　気持ちがそれだけでは収まらないのか、その後も「もう１回良いですか。宇野選手！！！しょうま本当にありがとう　そして本当におめでとう　もう自分の体を大切に休んでね」と静養するように重ねてアドバイスを送っていた。

　宇野はＳＰ５位と出遅れたがフリーは１７９・５１点、トータルで２７３・７７点として２年連続の銀メダルとなった。