五輪落選の悔しさバネに…樋口新葉 来季自国開催の世界選手権3枠獲りへ「貢献したい」

 フィギュアスケートの世界選手権(21日開幕・イタリア、ミラノ)に出場する樋口新葉(17)=日本橋女学館高=が19日、羽田空港から出発した。

 昨年末の全日本選手権では4位に終わり、平昌五輪代表入りを逃した。宮原と坂本が出場した同五輪を「どうしても見られなかった。気持ちを立て直すのが大変だった」とショックは大きかったが、周囲に支えられ、目の前の試合に目標を置くことで徐々に前を向けるようになったという。同世代で仲のいい競泳の池江璃花子(17)からも、今大会を前に「応援しているから!」とエールをもらい、「すごくうれしかった」と、笑顔を浮かべた。

 全日本選手権後には自身のツイッターで「これが倍返しの始まり」と逆襲を誓っていた樋口。「その気持ちは今もあります。これからの4年間のために必要な経験だった。生かしていきたい」-。

 今回の世界選手権には、来年、日本で開催される同大会の国別出場枠が懸かる。一緒に出場する平昌五輪4位の宮原との合計順位が「13」以内なら、最大の3枠を獲得できる。初出場だった昨年大会は11位に終わった。「本当にすごく大事な役目。今までこういう時に力を出せなかった。今回こそ力を出し切って、貢献したい」と力を込めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス