国技館に元横綱日馬富士 暴行事件後初の来館 モンゴル先輩の門出駆け付ける

 昨年11月の九州場所中に貴ノ岩への暴行事件が発覚し、現役を引退した大相撲の元横綱日馬富士(33)が4日、東京・両国国技館で行われた錦島親方(元関脇朝赤龍)の襲名披露パーティーに出席した。国技館に姿を見せるのは昨年11月17日に鳥取県警の事情聴取を受けて以来となる。

 まげを結い、着物でなくスーツにノーネクタイは現役時代には見られなかった姿だった。八角理事長(元横綱北勝海)に頭を下げ、久々に会う関取らと歓談。ファンから次々と写真、サインを求められ、快く応じた。乾杯を終えると足早に会場を出た。

 モンゴル出身の先輩の門出に駆けつけたことを問われると「長い間、お世話になった先輩。いろいろ教えてもらい助けてもらった。力は神様から借りているもので、いつか返すもの。今、返す時」と万感だった様子。

 自らの今後に関しては「今度、また」と多くを語らず、車に乗り込んだ。

 元日馬富士は昨年12月に傷害罪で略式起訴され、鳥取簡裁から略式命令を受け、1月に罰金50万円を納付。2月1日の理事会で功労金の30%減額が決まった。

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