「男子テニス・デビス杯ワールドグループ」（４日、盛岡タカヤアリーナ）

　シングルスが行われ、日本は世界ランク４１位の杉田祐一（２９）＝三菱電機＝が、同２２位のファビオ・フォニーニに６－３、１－６、６－３、６－７、５－７で逆転負けし、通算１勝３敗となって８強入りを逃した。日本はワールドグループ（ＷＧ）残留が懸かる９月の入れ替え戦に回る。ダニエル太郎（エイブル）とアンドレアス・セッピのシングルスは実施しなかった。

　４時間を超える大接戦で屈した。日本は後がない状況でシングルスに杉田を送り出したが、第４セットでマッチポイントの好機を生かせず、フルセットで逆転負けして敗退。杉田は「悔しい結果だが、充実感もある。いいプレーができた」と潔く負けを受け止めた。

　錦織不在の陣容でフォニーニにシングルス２試合で敗れたが、ともにフルセットに持ち込む健闘。岩渕監督は「日本の今後が楽しみ」と悲観していなかった。