稀勢の里 春場所出場に慎重「準備が大事」 次場所に進退かける

 大相撲の横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=が3日、千葉県の成田山新勝寺で行われた恒例の節分会(せつぶんえ)に参加し、春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)の出場は慎重を期す考えを示した。左大胸筋を負傷し初場所を途中休場。昨年夏場所から5場所連続で休場し、次の出場場所に進退をかける覚悟だ。

 「(最後の皆勤場所から)もう1年になる。強い気持ちでやっていきたい。しっかり治すこと。準備が大事になる。一日一日、一生懸命生きていく」と背水の気持ちを吐露した。

 昨年は左上腕部、腰部、左足首を次々に痛めた。強行出場しては15日間全うできずにリタイア。今度こそ同じ轍(てつ)は踏まない。「休む時は休む。精神的なものをしっかりして冷静に判断したい」と心身とも万全となるまで出場を自制する。

 白鵬(宮城野)らとともに声援を浴び、豆まき。昨年は初場所で初優勝し、横綱昇進を決めた稀勢の里人気で午前、午後を合わせて6万8000人が集まったが、今年は2万3000人減の4万5000人にとどまった。

 「こういう形で帰ってくるとは思わなかった。去年のような声援を頂けるように頑張らないと。しっかりと(新勝寺の)ご加護があるように、日常生活からしっかりやる」。必ず復活し、あの熱狂を取り戻す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス