錦織4強も世界ランク295位相手に苦戦 「徐々にあげていきたい」と先見据える

 「男子テニス・ツアー下部大会」(1日、ダラス)

 世界ランキング27位の錦織圭(28)=日清食品=が準々決勝で同295位ドミニク・ケプファー(ドイツ)に7-6、6-3で勝ち、4強入りを果たした。2日の準決勝で荘吉生(台湾)と対戦する。錦織は昨夏に右手首の腱(けん)を痛めて長期離脱し、今季は四大大会第1戦の全豪オープンなどを欠場した。

 試合運びに課題を残しても焦りはない。世界ランキングで大きく下回る相手に苦戦し、第1セットはタイブレークまでもつれた。第2セットも反撃を許したが、少しずつリズムを取り戻し「前の試合より良くなっている。徐々に上げていきたい」と先を見据えた。

 序盤から勢いに乗れない要因がサーブだ。第1セットは第1サーブの確率が50%と低く、ダブルフォールトが4。右手首への負担を減らすため、よりコンパクトで脚の力を使うフォームに変更したが、実戦不足もあって試行錯誤が続く。「平均的に良くなってくれると試合もスムーズに動き出せる」と修正を期した。

 昨夏のツアー大会以来となる連戦に脚や右手首に疲労が蓄積し、長期離脱で不安のある自身の体力とも向き合う。一方で試合を重ねることによる手応えを感じており「危ない試合ではあったけど、いいストローク戦もたくさんあった。いい試合ができた」と満足感も口にした。

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