横綱・稀勢の里3連敗で4敗目、窮地…土俵下へ押し倒される 嘉風は2日連続金星

嘉風(左)に押し倒しで敗れる稀勢の里=両国国技館(撮影・中田匡峻)
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 「大相撲初場所・5日目」(18日、両国国技館)

 4日目まで1勝3敗と苦しんでいた横綱稀勢の里(田子ノ浦)が東前頭2枚目の嘉風(尾車)に押し倒され3連敗で4敗目を喫した。

 前日に白鵬を破っている嘉風に引かれて体勢を崩した。相手をつかまえようと立て直しを図るも、もろ差しを許し土俵際へ。後がなくなってからも懸命に残そうとしたが、胸を押されて土俵下へ転落した。嘉風は2日連続の金星となった。

 横綱白鵬は両足親指の負傷などでこの日から途中休場した。対戦相手の琴奨菊(佐渡ケ嶽)が不戦勝で2勝目を挙げた。

 上位陣では横綱鶴竜(井筒)が千代大龍(九重)を寄り切って初日から5連勝とした。大関豪栄道(境川)は栃ノ心(春日野)に寄り切られて初黒星。栃ノ心は幕内では自身初の初日から5連勝となった。大関高安(田子ノ浦)は北勝富士(八角)を押し出し1敗を守った。

 無敗力士は平幕の朝乃山、栃ノ心、関脇御嶽海、横綱鶴竜の4人。

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