稀勢の里、出場4場所連続で初日黒星 行司差し違え 新小結貴景勝に2場所連続苦杯

貴景勝に敗れさえない表情の稀勢の里=両国国技館(撮影・堀内翔)
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 「大相撲初場所・初日」(14日、両国国技館)

 昨年夏場所から4場所連続で皆勤がない(1場所全休、3場所途中休場)横綱稀勢の里(田子ノ浦)が新小結貴景勝(貴乃花)と対戦し、敗れた。出場した場所では4場所連続で初日黒星となった。また、貴景勝には昨年九州場所4日目でも敗れており、2場所連続の苦杯となった。

 立ち合いからやや押し込まれた稀勢の里は、左から反撃したが土俵際に落とし穴がまっていた。土俵際で貴景勝はとったりを放ち再逆転。支えを失ったように稀勢の里が崩れ落ちた。

 行司は軍配を稀勢の里に挙げたが、物言いがつき協議に入った。短い時間で協議は終わり、稀勢の里の肘が土俵につくのが早かったとして、行司軍配差し違えで貴景勝の勝利と館内に説明された。

 稀勢の里は新横綱場所の昨年春場所は初日から12連勝し2度目の優勝につなげたが、以後は出場した4場所すべて(昨年秋場所は全休)で初日黒星と苦しんでいる。

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