帝京大・堀越主将 歓喜のノーサイドは一時退場中「仲間を信じた」

前半、同点のトライを右中間に決めた帝京大・堀越康介(中央)=撮影・園田高夫
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 「ラグビー大学選手権・決勝、帝京大21-20明大」(7日、秩父宮ラグビー場)

 史上最多となる8連覇中の帝京大(関東対抗戦1位)が21-20で21年ぶり13度目の優勝を目指した明大(関東対抗戦2位)に逆転勝ちし、史上最多記録更新となる9連覇を達成した。

 前人未踏の9連覇を成し遂げた帝京大のフッカー堀越康介主将(4年)は、歓喜のノーサイドをピッチの外で聞いた。終了直前の反則でシンビンとなったためだ。「シンビンになってしまいましたが、仲間たちが『あとは任せろ』と言ってくれたので信じて見ることができました」。復活に燃える明大の最後の反撃を封じ、1点差の勝利をつかんだ。

 前半は7-17とリードされ、後半には最大13点差まで広がった。「我慢の時間帯も苦しい、厳しいとは思わず楽しむことができた。その結果が優勝につながった。(ベンチ入り)メンバー以外のメンバーを笑顔にできたことがうれしい」と主将の重責を果たして充実の表情を浮かべた。

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