広島皆実バスケWCアベック出場 男子・原主将「夏の8強に満足してない」

 「ウインターカップ第70回全国高校バスケットボール選手権」(12月23~29日・東京体育館)に広島県代表として広島皆実が男女でアベック出場する。4年連続12度目の出場となる男子は今夏の全国高校総体で8強入りを果たし、今大会ではベスト4進出を目標に掲げる。一方、2年連続20度目の出場となる女子はここ数大会、はね返されている“8強の壁”を破り、その勢いに乗って、こちらも4強入りを目指す。

 7月の全国高校総体で大きな自信を得た。準々決勝で優勝候補の福岡第一(福岡)と対戦し、第2クオーター前半に逆転に成功、一時は8点のリードを奪った。同点で迎えた最終クオーターに突き放され、惜しくも“大金星”は逃したが、強豪校相手にも互角に戦えることを示した。

 藤井監督は「選手個々がレベルアップし、夏よりも確実にチーム力が上がっている。これまで夏と冬、両方でベスト8になったことはないので、まずは8強入りが目標。そこを通過点に“夏超え”となる4強を目指したい」と力を込める。

 主将の原、小川、大道、U-18日本代表の深渡瀬ら3年生は下級生の時から試合に出場しており、経験値は高い。また、1年の三谷は春からレギュラーの座を奪い、U-16日本代表候補にも選ばれている逸材だ。県予選の決勝では102-74で如水館に圧勝し、代表切符を手にした。

 原主将が「夏の8強に満足はしていない。そこから上に行けなかった自分たちには何が足りなかったのかを考えながら練習してきた。この冬は一戦必勝で勝ち進み、最終日まで試合をしたい」と意気込めば、ポイントゲッターの小川も「自分たち3年生にとっては集大成の大会。持ち味のスピードを生かして得点を奪ったり、攻撃の起点となれるようなプレーをしたい」と気合をみなぎらせた。

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