宮原復活V「全日本でベストを」坂本も2位

女子で優勝した宮原知子のフリー=レークプラシッド(共同)
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 「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(26日、レークプラシッド)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の宮原知子(19)=関大=はフリー143・31点をマークし合計214・03点で優勝した。SP2位発進の坂本花織(17)=シスメックス=は自己ベストを大きく更新するフリー141・19点をマークし、合計210・59点で2位だった。

 宮原が完全復活を遂げた。「蝶々夫人」の音楽に乗せ、冒頭の3回転ループから流れるような演技を披露。冒頭から大きなミスなく演じ切った。表現力を表す5項目の演技構成点は、今大会で女子唯一の70点越え。ジャンプも全て加点がつく出来栄えで、スピンやステップは全て最高評価のレベス4だった。

 昨季負った左股関節疲労骨折から2週間前のNHK杯(大阪)で約11カ月ぶりに復帰。今大会が復帰2試合目で、早くもフリーは自己ベストに近い点数を獲得した。優勝インタビューでは「スケートは日に日によくなっているので、全日本でベストを尽くしたい。本当にうれしい」と笑顔で話した。

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