元小結旭鷲山、暴行一報には「相撲取りの中ではしょっちゅう」騒動発展で真相究明へ

 モンゴル出身力士の草分けで元小結旭鷲山のダバー・バトバヤル氏が22日、フジテレビ「直撃LIVE グッディ!」(月~金曜、後1時45分)に生出演し、横綱日馬富士(伊勢ケ浜)の平幕貴ノ岩(貴乃花)への暴行問題について、一報を受けた直後には、「相撲取りの中ではしょっちゅうあること」と感じたことを明かした。今月になって、暴行問題として騒動に発展したことであらためて今回来日し、真相究明に乗り出したという。

 バトバヤル氏は、今回の暴行問題を知ったのは、事件が起きた10月25日の翌日で、宴席に同席していた人間の一人から、「いや~アニキ、すごかったですよ、横綱たちが怒ってえらいことになってました」と暴行現場の様子を報告されたと明かし、その時は「いつものことだからしょうがないな。相撲取りの中ではしょっちゅうあること。かえって何を(報告で)言ってんだと思った」と感じ、その後は「忘れちゃった話」になったと語った。

 バトバヤル氏はまた、自身が現役時代には「僕らもボコボコにされたし、僕もたたいたが、頭の骨を折ったとか病院に行ったとかはなかった」とも話した。騒動の中で貴ノ岩には骨折の疑いも出たが、同氏は、「けがが何針とかだと相当の力がかかったはず。毎日稽古して頭で勝負しているので、スコップで殴っても折れないくらい。僕らの時代には実際にスコップで殴っていたし、それが当たり前だった」と思い起こした。

 貴ノ岩のけがが骨折にいたっていない場合でも、今回の問題が刑事事件となった場合は、日馬富士の進退にもかかわってくることで、バトバヤル氏は、「そういう意味では日馬富士はかわいそうだなと思う」と吐露。続けて、「だからこそ貴ノ岩に直接(事情を)聴きたい」とも加えた。

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