卓球日本勢トップ・丹羽孝希 原動力は危機感「張本君も出てきて…」

 卓球男子でリオデジャネイロ五輪団体銀メダルの丹羽孝希(23)=スヴェンソン=が6日、欧州遠征への出発前に羽田空港で取材に応じた。

 最新の世界ランキングでは自身最高位の5位にアップし、同6位の水谷隼(木下グループ)を抜いて初めて日本勢トップに浮上。それについて丹羽は「初めてですごくうれしいが、自分でもすごいというか、自分の実力に合っていないと思う」と心境を明かし、「5位だから自分が強いとかではなく、順位に自分の実力が少しでも近づくように努力したい」と気を引き締め直した。

 コンスタントに成績を残している原動力には危機感があるという。現在は丹羽、水谷の下にも9位に松平健太(木下グループ)、16位に中学2年の張本智和(エリートアカデミー)、19位に吉田雅己(協和発酵キリン)と日本選手が台頭しており、丹羽は「前までは15位くらいで(五輪代表圏内の)日本の2番手を守れたが、今は張本君も出てきて、そのくらいの位置ではすぐに抜かされてしまう」と話した。

 今後に向けても浮つく様子はない。「今は(世界ランク)一桁にいるが、安心はできない。もっともっと上に行こうという気持ちになった」。寡黙な実力者が、さらなる高みを目指すことを誓った。

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