“真4回転時代”は激化の一途 宇野は4種類成功、チェンは5種制覇

 男子フリーで演技する宇野昌磨=ベルガモ(共同)
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 「フィギュアスケート・ロンバルディア杯」(16日、ベルガモ)

 男子フリーが行われ、昨年の世界選手権銀メダリストで、SP首位の宇野昌磨(19)=トヨタ自動車=は、フリーでも自己ベストとなる214・97点をマーク。総得点でも昨季の世界選手権を0・53点上回る自己ベストとなる世界歴代2位の319・84点で2連覇を達成した。宇野はSPでも自己ベストを0・01点更新しており、今季初戦でいきなりSP、フリー、総得点とも自己ベストをマークした。

 宇野はこのフリーで4回転サルコーを見事に初成功。宇野にとってフリップ、ループ、トーループに続いて、4種類目の4回転ジャンプ成功となった。この日、米国で行われたUSインターナショナルでは、ネーサン・チェン(18)=米国=が初めてループを成功させ、史上初めてのアクセルを除く5種類の4回転ジャンパーとなったばかり。宇野はルッツも習得に取り組んでおり、平昌五輪シーズンはまだ始まったばかりだが、“真・4回転時代”は、早くも競争激化の一途をたどっている。

 次週に行われるオータムクラシック(カナダ・モントリオール)には世界王者の羽生結弦(ANA)が今季初戦に登場。この流れを受けて、王者の戦い方に注目が集まる。

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