真凜シニア初戦「気合が大事」 酸素薄い高地での試合も根性で戦い抜く!

 「フィギュアスケート・USインターナショナル」(14日、ソルトレークシティー)

 開幕し、シニアデビュー戦を迎える本田真凜(16)=大阪・関大高=は会場で、15日(日本時間16日)の女子ショートプログラム(SP)へ向けて会場で最終調整。「気合が大事」と意気込みを語った。男子SPで無良崇人(洋菓子のヒロタ)は77・44点で5位と出遅れ。昨季の四大陸選手権覇者のネーサン・チェン(米国)が91・80点で首位に立った。

 シニア初戦を翌日に控え、真凜は「ジャンプ自体はいい感じ」と最終調整に手応え。スケーティングも関係者から「きれいになった」とお褒めの言葉を頂き、ご機嫌だ。

 曲かけではフリー「トゥーランドット」を流し、3回転-3回転の連続ジャンプなどを確認。シニアの選手に交ざり「練習もみんなすごかった」と心を躍らせる。

 「シニアデビューは1回しかない。これが自分の演技だって見せられる試合をしたい」と話し、思い描く自身の姿を語るのかと思いきや…。「と思っていたのですが、目標とか課題はなくなりました」とおちゃめに笑った。

 昨季の世界ジュニア選手権2位の実力者にとって、ネックは標高約1300メートルの高地での戦い。酸素が薄く「初日は最初のポーズからキツかった。記憶が飛ぶぐらいキツい」とこぼす。天才肌の真凜には珍しく「気合が大事」と根性で戦い抜くつもりだ。

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