柔道女子22歳・渡名喜が世界制覇 東京五輪へ前進
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「柔道・世界選手権」(28日、ブダペスト)
女子48キロ級決勝が行われ、初出場の渡名喜風南(となき・ふうな、22)=帝京大=がムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル)に技有りで優勢勝ちし、金メダルを獲得した。リオ五輪銅メダルの近藤亜美(三井住友海上)は準決勝で敗れた後、3位決定戦に勝利し銅メダルとなった。
帝京大4年の渡名喜は16年講道館杯を制し、今年に入ってからも国際大会で優勝するなど、同学年で先を走っていた近藤の背中を追ってきた。
初戦から得意の足技と寝技で勝ち上がると、決勝は準決勝で近藤を破っていたモンゴル選手を撃破。決勝での日本人対決は実現しなかったが、初出場の大舞台で見事に優勝し、1枠しか代表権のない2020年東京五輪に向けて大きく前進した。