稀勢の里、10日の地元・茨城での夏巡業から復帰 田子ノ浦親方「やれることやる」
左足首などを負傷し名古屋場所を途中休場した横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=が10日、地元の茨城県・日立市で行う夏巡業から復帰することが8日、決まった。
7日に師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)が本人と会って患部の状態を確認し、この日、巡業部に合流することを伝えた。
同親方は「(本人と)話をした。向こう(都内の部屋)にいても稽古にならない。こっち(巡業)に来て慣れて、やれることをやりたい」と説明した。
稀勢の里は春場所で左上腕部などを負傷し、強行出場した夏場所は途中休場。患部に不安を抱えたまま臨んだ名古屋場所では5日目に左足首を痛め、6日目から休場した。
2場所連続途中休場に、横綱審議委員会(横審)からは秋場所(9月10日初日、両国国技館)を全休してでも万全な状態に戻すよう勧告もされていた。