バド桃田、国際大会復帰2戦目で1年4カ月ぶりV

 バドミントンの男子シングルスで元世界ランキング2位の桃田賢斗(NTT東日本)が6日、米カリフォルニア州オレンジで行われた国際大会の決勝で、ケビン・コルドン(グアテマラ)を21-7、21-15で下し、優勝した。国際大会を制するのは昨年4月のインド・オープン以来1年4カ月ぶり。違法賭博問題による試合出場停止処分が5月に解け、国際大会復帰2戦目だった。

 今大会は格付けが低く、出場選手のほとんどが世界ランキング100位以下。元世界2位の桃田は勝利が義務づけられていた。復帰初戦のカナダ・オープンは優勝を逃したこともあり「前回の復帰戦は悔いが残った。今大会は優勝したい気持ちがすごく強かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 倉庫街にひっそりと立っている会場で観客は100人に満たなかった。それでも処分によって世界ランキングを抹消されて、まだトップレベルの大会には出られない桃田にとっては、2020年東京五輪に通じる大事な一歩だ。

 「出させていただける試合で精進したい」と力を尽くし、試合終了後は会場の撤収作業が終わるのを待ち、主催者や地元の関係者にあいさつして回った。

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