阿部一二三、日体大伝統「エッサッサ」の激励に感激「元気もらった」
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柔道男子66キロ級で世界選手権(28日開幕、ブダペスト)代表の阿部一二三(19)=日体大=が7日、東京・日体大世田谷キャンパスで行われた壮行式に出席し、同校OBで武道科の1期生でもある松浪健四郎理事長(70)や学生150人の前で「一本をとりにいく自分の柔道をして、オール一本勝ちで優勝したい」と誓った。
これが“日体イズム”だ。壮行式では、柔道部の1年生ら約40人が上半身裸になって登場。同校伝統の演武「エッサッサ」を行い、世界に出陣する阿部を力強く送り出した。
阿部は「僕自身、生で(エッサッサを)見るのは初めてで、すごい迫力があって元気をもらった」と感激した様子。「(いい形で)送り出してもらったんで、自分の柔道で優勝を報告するのが一番」。同校OBで92年バルセロナ五輪金メダリストの古賀稔彦氏らに続く世界王者を目指す。