卓球日本 中国の“お家騒動”に困惑 トップ3選手が棄権

 卓球王国の前代未聞の事態に日本代表も困惑した。中国オープンで、中国男子の世界ランク1位・馬竜(ば・りゅう)、2位・樊振東(はん・しんとう)、3位・許キン(きょ・きん)が相次いで棄権。26日に成田空港に帰国した日本男子の倉嶋洋介監督(41)は「真相は分からないが複雑。中国と戦って成果を上げたいので残念な気持ちが大きい」と話した。

 騒動が起こったのは23日。男子シングルス2回戦で、許キンは張本智和(エリートアカデミー)と、馬竜は大島祐哉(木下グループ)と対戦するはずだったが、時間になってもコートに現れなかった。中国代表監督だった劉国梁氏が20日に退任、異動となったことに対する抗議とみられ、馬竜らには今後、中国協会から何らかの処分が下る可能性もある。

 男子ダブルスで優勝した吉村真晴(名古屋ダイハツ)は「尊敬する選手なので残念」と話した。日本は「打倒中国」を強化の原動力にしてきただけに、倉嶋監督は「早く復帰して、通常通りに戻って欲しい」と早期決着を願った。

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