稀勢の里、調整のペース上げる 阿武松部屋へ出稽古で27番

 大相撲の横綱稀勢の里は17日、千葉県習志野市の阿武松部屋へ2日ぶりに出稽古し、新鋭の幕内阿武咲と27番続けて取って22勝5敗だった。左上腕付近の負傷で途中休場の夏場所から名古屋場所(7月9日初日・愛知県体育館)へ向け、調整のペースが上がってきた。

 稀勢の里は3日連続で幕内力士と胸を合わせた。16日の新大関高安との稽古では左を差す内容が多かったが、この日は「後半10番くらいで自然と(左からの)押しやおっつけも出てきた。状態はいい」と復調ぶりを実感。「(テーピングは)今は必要ない。痛みもほぼない。一日一日、力が出てきている」と手応えをにじませた。

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