復帰の中垣内監督謝罪「船出にケチをつけた。結果で少しでも返していく」9日に初指揮

人身事故による活動自粛からチームに合流した中垣内監督(右から2人目)=
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 バレーボール男子のワールドリーグ高崎大会(9日開幕・高崎アリーナ)を控えた8日、昨年11月に人身事故を起こし活動を自粛していた中垣内祐一監督(49)がチームに合流した。9日のトルコ戦から指揮をとる。

 チーム始動から1カ月遅れでの合流。この日は前日練習が行われ、中垣内監督は腕を組みながら、静かに選手たちの動きを見守り、時折個別に声を掛けていた。初めて代表監督としてコートに立ち「指導という意味では久しぶりのコートで懐かしく感じた。今後に向けてモチベーションが高まった」と、感慨深く語った。

 会見では「次の五輪への船出にかなり大きなケチをつけたところからのスタートとなった。申し訳ないと思う」と、謝罪。「できること、やることをやって結果を出していくしかない。少しでも結果でお返ししていく」と、名誉挽回を誓った。

 同監督は1月に書類送検されていたが、検察処分が決定しないことから、5月11日の全日本チーム始動後も活動を自粛。元フランス代表監督のフィリップ・ブランコーチが監督代行を務めていた。前週に行われたスロバキア・ポプラート大会ではブランコーチが指揮し、1勝2敗だった。

 「選手がブランのやり方にやりがいを感じ始めているところだと思う。邪魔はしないようにしたい」と、当面は状況を見守りつつ、「彼(ブラン)のアイデアを受けて、次のアイデアを作っていきたい」と、徐々に“中垣内イズム”を出していくつもりだ。

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