2020年東京パラリンピックの準備状況を確認する大会組織委員会と国際パラリンピック委員会(IPC)との第3回事務折衝は11日、東京都内で2日間の会合を終え、記者会見したIPCのゴンザレス最高経営責任者(CEO)は「都心部のホテルのアクセシビリティ(利用しやすさ)は改善が必要」とバリアフリーに対応した客室が少ないと指摘した。
組織委によると、IPC関係者用として都心部に近隣するホテル数軒でバリアフリー対応の50室を確保する必要があるが、現時点で条件を満たす環境はないという。組織委の武藤事務総長は「利用しやすい環境が整うよう努めたい」と述べた。