三原舞依2位、日本最高のシンデレラ「ようやく王子様に出会ってお城に…」

女子シングル・フリーで華麗な演技を披露した三原舞依=代々木第一体育館(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・国別対抗戦」(22日、代々木第一体育館)

 女子フリーで三原舞依(17)=神戸ポートアイランドク)が146・17点を出し、直前に樋口新葉(16)=日本橋女学館高=が出した145・30点を上回る日本歴代最高得点で2位に入った。樋口は3位だった。三原は楽曲「シンデレラ」に乗せて、ヒロインの心の強さを演技に落とし込んだ。「ようやく王子様に出会ってお城に戻れたかな」と語った。

 冒頭から3回転ルッツ-3回転トーループ、3回転フリップ、2回転アクセルとジャンプを着氷させた。ステップ、スピンでもすべて最高評価のレベル4を得る演技を見せながら後半へ。要所の2回転アクセル-3回転トーループ、3回転ルッツ-2回転トーループ-2回転ループの3連続ジャンプを成功させ得点を伸ばした。

 自身の出した得点が日本歴代最高であることを伝えられると「えっ、えっ、えーっ!」と驚きをあらわにした。「知らなかったです。すごくうれしい。これまでは私はまだガラスの靴を落としたぐらいかなと思っていたけど、ようやく王子様に出会ってお城に戻れたかな」と「シンデレラ」のストーリーになぞらえて、自身の成長をかみしめていた。「シンデレラ」を競技プログラムでやるのはこれで最後となったが「シンデレラとともに戦ってきた経験を生かして、もっともっと強くなっていきたい」と誓った。

 1位は世界女王のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)で、女子では世界初となる160点超えの160・46点をマークした。

 団体戦では日本が3大会ぶり2度目の優勝を果たした。男子フリーで羽生結弦が1位、宇野昌磨が2位となり得たリードを、女子フリーの三原(2位)樋口(3位)が守った形となった。

 【各国の順位(ポイント)】(1)日 本 109(2)ロシア 105(3)米 国 97(4)カナダ 87(5)中 国 80(6)フランス62

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