真央引退に入江陵介ねぎらいも 「僕はやり切ってない」
12年ロンドン五輪競泳男子200メートル背泳ぎ銀メダルの入江陵介(27)=イトマン東進=が12日、親交のある浅田真央が引退したことについて「競技で見られなくなるのは寂しいけど、長い間、世界中を魅了してきた選手なのでお疲れさまでした」とねぎらった。
この日は、日本選手権(13~16日、愛知・日本ガイシアリーナ)の会場で公式練習を行った。
引退を知ってからは浅田とメールでやりとりしたという。「(浅田は)同年代なので(進退で)揺れ動く時期があるのはわかる。でも、僕自身はまだまだやり切っていない」。自身は昨夏のリオデジャネイロ五輪で表彰台を逃し、一時は引退も考えたが、今年に入ってから米国に拠点を移し、現役続行を決意した。
全盛期に比べてコンディションは「7~8割」というが、環境も変え、競技への意欲は再燃した。「東京五輪にチャレンジするには1年1年準備が必要だけど、最終的にはその舞台に立ちたい」。200メートル背泳ぎでは前人未到の11連覇も懸かる再起戦。ここでもう一度、世界のトップを目指すための足がかりをつくる。