柔道16歳・素根が女子78キロ超級優勝 リオ銅・山部に勝った

 「柔道・全日本選抜体重別選手権」(1日、福岡国際センター)

 女子78キロ超級決勝は、16歳の素根輝(そね・あきら)=福岡・南筑高=が、稲森奈見(三井住友海上)を破り初優勝した。1回戦から全試合ゴールデンスコア(GS)方式の延長戦に突入したが、驚異のスタミナと技をかけ続けるファイトを見せた。

 準決勝では、リオデジャネイロ五輪銅メダルの山部佳苗(ミキハウス)を撃破。延長戦の末、試合時間10分54秒の死闘となったが、最後は体落としで技ありを奪って殊勲星を挙げた。「自分がキツいときは相手もキツい。気持ちでは負けないようにと思った」。トップ選手に負けないスタミナに加え、根負けしないハートの強さも見せた。

 今夏の世界選手権(ブダペスト)代表選考会を兼ねて行われたが、最重量級の最終選考会となる全日本女子選手権(16日、横浜)の出場権は逃しているだけに、代表入りは微妙。ただ、女子代表の増地克之監督は、東京五輪の重量級のホープについて「体力はまだまだ途上だけど、シニアに負けていない。世界でも使ってみたい選手。(全日本女子選手権に出られないのは)非常に残念」とうれしい悲鳴を上げた。

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