白鵬休場 宮城野親方「一から出直すしかない」5月場所での復帰目指す見通し
「大相撲春場所・5日目」(16日、エディオンアリーナ大阪)
横綱白鵬(32)=宮城野=が16日、日本相撲協会に休場届けを提出した。右母趾捻挫、右大腿筋群損傷で3週間の加療を要すると診断された。白鵬の休場は全休した昨年秋場所以来5度目。5日目の相手、御嶽海(出羽海)は不戦勝となる。
白鵬は前日4日目、勢に一方的に寄り切られて2敗目を喫した際に、昨年9月に手術した右母趾を再び痛め、さらに右太ももも負傷。また、場所前に右足裏を負傷しており、初日の正代戦で敗れた際に再発させた。
師匠の宮城野親方は「今の状態だとね。また一から出直すしかない。今場所は何か相撲がおかしかった。けいことは全然違う。(右足裏は)化膿しているし、全部悪い方にいっている」と現状を説明。今後については「(白鵬と)話をしてから」としながらも、「巡業は出られないだろうから、その間に体をどうするか」と、場所後も回復に努め、5月場所での復帰を目指す見通しを示した。