リオ銀・原沢、リネールにまた“逃げられた”「気合入ってたけど…」

 リオデジャネイロ五輪柔道男子100キロ超級銀メダルの原沢久喜(24)=日本中央競馬会=が20日、五輪以来半年ぶりの実戦となるグランプリ・デュッセルドルフ大会(24日開幕)に出場するため、成田空港から出発した。

 昨夏のリオ五輪決勝では、絶対王者のテディ・リネール(フランス)に組ませてもらえないまま指導差で敗戦。ただ、その試合がつまらなかったことが議論を呼び、国際柔道連盟(IJF)が「一本」を重視する新ルールを導入する契機となった。

 ルール改正の発端となった原沢は「自分で映像を見返しても面白いと思わなかった」と頭をかき、「(新ルールで)試合展開はよくなるのでは。(自身は)積極性を見せる柔道をすれば問題ないと思う」と強調。仮に新ルールで再戦した場合を想定し、「指導差だけならゴールデンスコア(延長戦)に入るので、そういう意味ではリオよりもしぶとくいけると思う」と、リベンジへの追い風と捉えた。

 再出発となる今大会、当初はリネールがエントリーしていたものの、のちに欠場となった。またも王者に“肩透かし”を食らい、「気合が入ってたんですけど、見事に消えてました(笑)」と苦笑い。「リネール選手と再戦はならなかったけど、新しいスタートとして積極性のある柔道を見せたい」と拳を握った。

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