右肘手術の萩野公介、3月スペインで復帰戦

 リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(22)=東洋大=が3月中旬のマドリード・オープン(スペイン)で復帰戦を行うことが9日、明らかになった。都内で行われた強化合宿で、指導する平井伯昌コーチ(53)が明かした。

 萩野は昨年9月に右肘を手術し、リハビリを経て12月から本格的な練習を再開。リオ五輪前は右肘が伸びきらず背泳ぎのフォーム変更などを余儀なくされたが、「(手術直前は)まあ痛かったけど(術後は)肘の伸びが違うし、前より泳ぎやすい」と復調をアピールした。

 世界選手権(7月、ハンガリー)代表選考会を兼ねた4月の日本選手権(名古屋)へは“ぶっつけ本番”の可能性もあったが、「もう試合には出られる状態。海外のレースくらいが(復帰戦に)ちょうどいい」と萩野。2月下旬にスペイン・グラナダで高地合宿を敢行しながら、現地の大会で“予行演習”を行いレース感覚を取り戻す。

 この日は同い年の瀬戸大也(JSS毛呂山)とも同じレーンで泳ぎ込み「いろいろ盗みました(笑)」とライバルの泳ぎを“丸裸”にした。平井コーチは「今レースに出ても大丈夫なくらいよくなってる。いい状態で4月(日本選手権)に臨めると思う」と太鼓判を押した。

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