羽生結弦のライバル・ネーサン・チェン 史上初フリーで5本の4回転ジャンプ成功
「フィギュアスケート・全米選手権」(22日、カンザスシティー)
男子フリーが行われ、昨年のGPファイナルで羽生結弦に次ぐ2位に入ったネーサン・チェン(17)=米国=が、フリーで4回転ジャンプを4種類5本成功させる演技で212・08点をマーク。非公認記録ながら、SPとの合計318・47点で初優勝した。
冒頭に4回転ルッツ-3回転トーループを成功させると、続く4回転フリップ、4回転トーループ-2回転トーループ-2回転ループ、4回転トーループと立て続けに成功。後半に組み込まれた4回転サルコーも決めた。すべての4回転に1点以上の加点がついた。
AP通信によると、競技会の1つの演技の中で5本の4回転を成功させたのは、史上初の快挙。18年平昌五輪で羽生結弦や宇野昌磨ら日本勢の難敵となりそうな17歳が、さらなる進化を見せつけた。
ツイッター上ではフィギュアファンから、かつてのドラマ「HOTEL」の高嶋政伸の名台詞に掛けて、「ネーサン、事件です」と、驚きの声が上がっていた。