宮原知子 自己ベストで3位発進!ジャンプ完璧「ビックリ」74・64点

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(9日、マルセイユ)

 女子で昨年2位の宮原知子(18)=関大=がショートプログラム(SP)で自己ベストの74・64点をマークして3位につけた。2連覇を狙う世界女王のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が浅田真央(中京大)の世界歴代最高得点を0・55更新する79・21点でトップに立った。フリーは男女とも最終日の10日(日本時間11日)に行われる。

 キラキラ光る水色のコスチュームに身を包んだ宮原が華麗に舞った。今年2月の四大陸選手権で記録した72・48点を2・16ポイント更新する自己ベストで3位。2年連続の表彰台に前進した。

 「もっと低い点数かと思ったからビックリしています。今年のグランプリ(シリーズ)は2戦とも納得いく演技じゃなかった。今回はどうなってもいいから思い切りいこうと思っていました」

 GPシリーズ初戦のスケートカナダではエッジエラーや回転不足、2戦目のNHK杯は3回転ルッツで転倒とジャンプで苦しんでいたが、この日は3つのジャンプをきれいに着氷。スピン、ステップではレベル4を獲得した。

 「ロシア勢は強い。でも、宮原さんは互角だと思う。(今季の)2試合は悪かったけど、すごく強化してきましたね」。こう説明したのは日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長だ。この日のSPも世界女王のメドベージェワが歴代世界最高得点で首位に立ったが、宮原も逆転可能な3位につけた。

 「このまま勢いに乗って、今日とは違う世界観を出したい」。宮原といえば、SP4位から銀メダルを獲得した昨季のGPファイナルを含めてフリーが強い。日本のエースとしてロシアの女王に立ち向かう。

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