【モスクワ共同】ロシア反ドーピング機関(RUSADA)は7日、RUSADAを監督する評議会の議長に、女子棒高跳びの世界記録保持者エレーナ・イシンバエワさん(34)が選ばれたと発表した。組織的ドーピング問題で国際機関から「不適格組織」とされ、権限を失ったRUSADAの再建を担う。
7日の会合で評議会メンバーが交代し、10人の中からイシンバエワさんが議長に選ばれた。イシンバエワさんは「ドーピング対策は世界のスポーツ界の主要課題。ロシアでの取り組みの効果は、いつRUSADAが(権限を)回復できるかにかかっている」と指摘した。